善と偽善
2017年3月17日
今日の出来事。
帰りのJRでいつものようにスマホいじってゲームをしてたら
となりにおばあさんが。
4人席が全て埋まったが、
旦那さんと思われるおじいさんが立っていたらしい。
私は自分の世界に入っていて気付かない。
すると
向かいに座っていた30歳くらいの男性が夫妻に、「どちらまで行かれるんですか」と。
5つ先の駅だったので男性は
「遠いですね、座ってください」と席を譲りました。
夫妻は「まだ元気なんでいいですよ」と遠慮しましたが男性は半ば強引に席を譲りました。
夫妻が男性に、
「あなたはどこまで行かれるの」と聞くと、男性は8つ先の駅でした。
でも、もう譲ったもん勝ち。
男性の「善」を感じるとともに、心が痛みました。
私は1つ先の駅。
出来事のあった駅に長く止まる電車だったので、流れに任せて席を譲りました。
「私は1つ先の駅なので」と。
男性、夫妻ともに私に感謝の言葉をくださりましたが、
感謝されるようなことはしてない…
男性の「善」に便乗したただの「偽善」。
私の心ん中は
このまま何も言わずに一つ先の駅まで行って、知らんぷりして立ち上がって電車を降りる勇気がなかっただけ。
自分のことしか考えてない「偽善」だな、と
男性の優しさに心が温まるよりも自分の
情けなさに嫌気がさした出来事でした。